信頼性設計
※基本情報技術者試験の勉強中!
※覚えるべきキーワードを自分なりに解釈したものを残していきます。
信頼性設計
情報工学において、信頼性の向上には冗長性の付加による手法が一般的です。
設計手法として以下のようなものがあるます。
- デュアルシステム
- デュプレックスシステム
- ホットスタンバイ
- フォールトトレラントシステム
1.デュアルシステム
同一処理を2組のコンピュータシステムで行い、その結果を照合機でチェックしつつ処理を進めるシステムです。
2つとも同じ入力で同じ処理をしていますので、片方が誤っていた場合はもう一回処理させるなどして、信頼性を高めることができています。
「デュアル」という「二重」や「双対」の単語が入っているので、ここでイメージできれば他のシステムと判別可能になりますね!
2.デュプレックスシステム
オンライン処理を行う現用系と,バッチ処理などを行いながら待機させる待機系システムを用意。
現用系に障害が発生した場合は,待機系に切り替え,オンライン処理を続行するシステム。
デュアルシステムみたいに感じてしまう方が多いかもしれませんが、2組のコンピュータシステムを用意するところまでは同じです。
しかし決定的な違いは「その2組が同じ処理を行っているか否か」です。
3.ホットスタンバイ
待機系のシステムに現用系のオンライン処理プログラムをロードして待機。
現用系に障害が発生した場合は,即時に待機系に切り替えて処理を続行する。
サッカーで例えると、ベンチにいる交代のためにアップをした選手が待っている的な...
4.フォールトトレラント
プロセッサ,メモリ,チャネル,電源系などを2つずつに用意する。
それぞれの装置で片方に障害が発生した場合でも,部品を取り換えることで処理が継続できる。
- Fault (欠陥)
- Tolerant (耐性のある)
用語
信頼...指定された条件の下で、要求された機能や役割を果たすことができる事。
冗長...信頼性を向上させるために余裕を持たせること。
以上!